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BMWのエンジンオイルの交換時期や方法は?BMWのエンジンの特徴もご紹介

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BMW オイル交換

エンジンオイルは、車を正常に作動させるための欠かせない潤滑油であり、エンジンの摩擦を防いだり、エンジン内部の錆の発生を防いだりしてくれます。

そのため、エンジンをよい状態に保つには、定期的にエンジンオイルを交換する必要があります。

BMWのエンジンは高性能であるため、エンジンオイルの交換は不要と思っている方も多くいますが、実際には定期的なオイル交換が欠かせません。

本記事では、BMWのエンジンオイルの交換時期や方法について解説していきます。

BMWのエンジンの特徴についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

BMWのエンジンとオイルの特徴について

BMWはエンジンにこだわりを持ったメーカーであるため、他の車には見られないさまざまな特徴があります。

本項では、BMWのエンジンとオイルの特徴について、それぞれ詳しく解説します。

エンジンの特徴

BMWは昔からエンジンへの強いこだわりを持ったメーカーです。

BMWのエンジンの特徴である2つのポイントについてご紹介します。

エンジンのこだわりが強い

BMWのエンジンへのこだわりは、特に直6エンジンに強く表れています。

直6エンジンは、シリンダーが直線上に6つ並んだ構造のエンジンです。

振動を抑えつつ、パワーを出すことに注力しているのがメリットですが、一方でクラッシャブルゾーンの確保のし難さやFF車への搭載が難しいという側面もあります。

また、構造的な問題としてエンジンの剛性確保や軽量化、フリクションの面で不利になるなどデメリットも多くあります。

そのため、他のメーカーでは直6エンジンをやめてV6エンジンに切り替えるなどの対策を取っていますが、BMWでは直6エンジンを採用し続けるこだわりを見せています。

最新のメカニズムを採用している

頑なに直6エンジンを採用し続けるこだわりを見せるBMWですが、必要であれば最新のメカニズムを積極的に採用する柔軟さも兼ね備えています。

たとえば、直6エンジンのブロック材に使用しているマグネシウム合金やバルブトロニックなどが挙げられます。

BMWの純正オイルの種類と特徴

BMWの純正オイルにはいくつかの種類があります。

ここでは、BMWの純正オイルの種類とその特徴について解説します。

PROTECTION

PROTECTIONは、エンジン保護性能が高く、寒さに強いのが特徴のエンジンオイルです。

北海道や東北などの積雪が多い寒冷地方に住んでいる方に適しています。

またPROTECTIONには、ガソリンエンジン用の「Longlife-17 FE+ 0W-20」とディーゼルエンジン用の「Longlife-19 FE 0W-30」があります。

SELECT

SELECTは、スタンダードグレードのエンジンオイルです。

エンジン保護性能に優れているのが特徴で、BMW MINI用のエンジンとして使用されています。

またSELECTはガソリンエンジン用の「Longlife-01 5W-30」とディーゼルエンジン用の「Longlife-04 5W-30」の2タイプに分かれています。

BMW M PERFORMANCE

BMW M PERFORMANCEは、M系のBMWのために開発されたエンジンオイルです。

超高速回転型エンジンに対応したオイルで、コンディションが整っていない状態でもM系の走行性能を十分に発揮してくれます。

また、BMW M PERFORMANCEはほかのエンジンオイルと違い「10W-60」の1タイプのみとなっています。

PREMIUM

PREMIUMは、PROTECTIONとSELECTの特徴を兼ね備えた新しいエンジオイルです。

従来のオイルよりも燃費性能が向上しており、さらにCO2の排出量も抑えられています。

またPREMIUMには、「LL-22 FE++ 0W-12」「LL-17 FE+ 0W-20」「LL-19 FE 0W-30」の3タイプがあり、どれも粘度が0Wであるなど、寒さへの耐性が高いのが特徴です。

さらに洗浄能力も高いことから、エンジンを清浄な状態に保ち、エンジンを長寿命化させてくれます。

オイルの規格

欧州でのオイル規格はACEA規格というものが採用されています。

ACEA規格とは、「Association des Constructeurs Europeens d’Automobiles」の略で「欧州自動車工業会」によって定められました。

エンジンオイルの交換時期

BMWに限らず、車のエンジンオイルには適切な交換時期があります。

ここからは、BMWのエンジンオイルの交換時期について解説します。

BMW推奨のエンジンオイル交換時期

BMWのエンジンオイルの交換時期は、走行距離1万5,000kmごとか、1年ごとの交換が推奨されています。

実際にエンジンオイルを交換する際は、コンディションベースサービスという警告が表示されます。

コンディションベースサービスは、走行距離や時間のほかに燃料の噴射量やエンジンオイルの油温などさまざまな情報からエンジンオイル交換の時期を算出しています。

そのため、コンディションベースサービスの警告に従うことで適切なタイミングでのオイル交換が可能です。

日本の気候や交通事情はエンジンにとって厳しい環境

BMWを含む欧州車はエンジンオイル交換のスパンが長い傾向にあります。

これは、欧州では高速道路が発展しており、交通がスムーズであるためエンジンへの負担が軽減されているからです。

一方で、日本の交通事情は渋滞が多く、ストップ&ゴーを頻繫に強いられます。

さらに、欧州と比べて気候も高いため、結果としてエンジンに負担がかかり、エンジンオイルの劣化を早める原因となっています。

そのため、日本の気候や交通事情はBMWのエンジンにとって厳しい環境であると言えるでしょう。

BMWのオイル交換頻度はなぜ少ないのか?

日本車と比べるとBMWはオイル交換の頻度が少ないです。

ここからは、BMWのオイル交換頻度はなぜ少ないかについて解説します。

ロングライフオイルの搭載

BMWのオイル交換頻度が少ない理由の1つとして、ロングライフオイルが搭載されていることが挙げられます。

ロングライフオイルとは、寿命の長い高品質なオイルのことです。

BMWが採用している純正のロングライフエンジンオイルは、最新の技術によって改善を施した粘度によって長期間でも安定した性能を発揮できます。

長期間でもクリーンなエンジンオイルを保てることが、BMWのオイル交換の頻度を少なくしていることの要因であるとされています。

サービス・インターバル・インジケータの搭載

BMWのオイル交換が少ない2つ目の理由として、「サービス・インターバル・インジケータ」が搭載されていることが挙げられます。

サービス・インターバル・インジケータは、車両の状態を常にチェックとモニタリングしてメンテナンスの最適な時期を通知してくれるシステムです。

このシステムによって、エンジンオイルを使い切ることができるため、オイルの交換頻度が少なく済みます。

メーカー推奨のオイル以外の場合交換頻度は高くなる

オイルの交換頻度が少ないと言われているBMWですが、推奨メーカー以外のオイルを使うとオイル交換の頻度が高くなってしまいます。

その原因としては、推奨メーカー以外のオイルを使うことで、搭載されているターボエンジンの熱管理が適切に行われないためです。

推奨メーカーのオイルは熱管理を意識して作られていますが、それ以外のオイルには熱管理を考えて作られていないものも多いため、そのようなオイルの使用は避けたほうがよいでしょう。

エンジンオイルはどこで交換できる?

エンジンオイルはどこで交換できるのでしょうか?

ここからはエンジンオイルの交換ができる場所を紹介します。

自分で交換する

エンジンオイルは自分で交換することも可能です。

自分で交換を行えば、業者に依頼するよりも費用を安く抑えることができます。

BMWの純正のオイルは、通販サイトなどで購入することができます。

価格はガソリン車用が1L約2千円程、ディーゼル車用は約3千円程で、セット購入も可能です。

必要なオイルの量は車種によって異なりますが、3シリーズの場合は4L〜6L程で、オイルフィルターも交換する場合、0.5L~1L程余分に必要です。

しかし、オイルの交換は作業場所の確保や工具の用意、さらには抜き取ったオイルを安全に処分する必要があるなど、自分で行うとなると難易度は高めです。

また、十分な知識や作業スキルも求められるため、初心者が行うには難しいと言えるでしょう。

カー用品店に依頼する

オイルの交換はカー用品店に依頼することで可能です。

カー用品店では、オイルの交換工賃が一律のため、費用を安く抑えたい場合におすすめです。

具体的な費用は約10,000程ですが、カー用品店に常にBMWの純正オイルの在庫があるという保証はないため、事前に在庫確認を行う必要があります。

またBMWの純正オイルの在庫がない場合は、カー用品店の取引先メーカーのオイルを勧められる場合もあります。

その場合は、BMWに適したオイルか自分で判断する必要があるため、ある程度の知識を持っておくことが重要です。

ディーラー・車販売店に依頼する

ディーラーや車販売店に依頼するのも1つの方法です。

ディーラーや車販売店では、BMWに関する豊富な知識を持った専門のスタッフが常駐しているため、安心して任せられるのがメリットです。

また、BMWのためのツールや最新設備が備わっているため、他の業者と比べて作業環境も整っています。

BMWディーラーでのオイル交換費用は、純正ロングライフオイルの場合は約20,000〜2万5,000円が相場です。

しかし、同じディーラーでも中古車店の場合は約20,000円前後と少し安くなります。

ディーラーや車販売店への依頼は、多くの場合オイルフィルターの交換も含まれているため、他の業者へ依頼するときと比べて高額になる可能性があります。

作業後の保証がしっかりとしていて安心感があるので、十分なサービスを求める場合におすすめです。

弊社Y’z ONEでは、オイル交換は21,000円から承っております!
弊社では現在は主にPETRONAS社のエンジンオイルを使用していますが、ほかメーカーのオイルをご希望のお客さまにも対応させていただきます。
詳しくはお問合せください。

自分でオイル交換をする方法

ここからは、自分でオイル交換をする方法を解説します。

また、メーターのリセット方法やオイルの購入場所についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

オイルの交換手順

オイルの交換をする際は、安全を確保できる平坦な場所で行ってください。

また、車種によって必要なオイルの量が異なるため、あらかじめ確認して必要量のオイルを準備しておきましょう。

具体的な手順は、以下の通りです。

  1. 車をジャッキアップして、ドレンボルトを取り出す。
  2. オイルを抜き出す。
  3. オイルが抜けきったら、ドレンボルトに新しいドレンワッシャーを装着してしっかりと締め、ジャッキを下ろす。
  4. 規定量の新しいオイルを注ぐ。
  5. オイルレベルゲージでオイルの量を確認したら、オイルフィラーキャップを締める。
  6. エンジンを始動してオイルをエンジン内に循環させる。
  7. エンジンを止めてから数分待つ。
  8. 数分経ったら、再度オイルレベルゲージでオイルの量を確認し、足りない場合は補充する。

メーターをリセットする

オイルの交換を終えたら、サービス・インターバル・インジケータというメーターをリセットする必要があります。

リセットの手順は、以下の通りです。

  1. キーを差し込む。
  2. エンジンをかけずに、イグニッションをONにする。
  3. メーターディスプレイの表示が落ち着いたら、トリップメーターリセットボタンを長押しする。
  4. 車両チェックでオイル表示が出てくるのを確認する。
  5. 「リセットしますか」の表示が出たらボタンを長押しすることで、リセットが完了。

車種によって上記の手順とは異なる場合があるため、分からない場合は業者に依頼することをおすすめします。

オイルの購入場所

BMWの純正オイルは、BMWのディーラーや通販サイトなどで購入可能です。

そのほかのオイルについては、全国チェーンのホームセンターやカー用品店で購入することができます。

エンジンオイルの交換を依頼するときのポイント

エンジンオイルの交換を依頼するときは、以下の3つのポイントに気を付ける必要があります。

  • 輸入車のメンテナンス実績が豊富かどうか
  • 輸入車に詳しいスタッフが在籍している
  • サービスが充実しているか

ここからは、上記の3つのポイントについて詳しく解説します。

輸入車のメンテナンス実績が豊富かどうか

エンジンオイルの交換を依頼する際、その業者の輸入車のメンテナンス実績が豊富かどうかは重要なポイントです。

特に注目したいポイントは、メンテナンスの実績総数だけではなく、輸入車のメンテナンス実績があるかです。

輸入車のメンテナンス実績が豊富な業者は信用度が高いため、安心して依頼できます。

輸入車に詳しいスタッフが在籍している

輸入車といっても、メーカーごとにエンジンの構造や使われている部品が異なるため、輸入車に詳しいスタッフが在籍しているかもチェックしておいたほうがよいでしょう。

エンジンオイルの交換の際は、他にもメンテナンスすべき箇所が発見されることがあります。

そうなった場合、輸入車のメーカーごとの特徴に詳しいスタッフに整備してもらったほうが、より品質の高いメンテナンスが期待できるでしょう。

サービスが充実しているか

サービスの充実度もあらかじめ確認しておきましょう。

特に、ディーラー以外の業者にエンジンオイルの交換を依頼した場合、低価格でオイルの交換をしてもらえます。

しかし、その分サービスが乏しかったり、オイルフィルターの交換がなかったりといった場合があるため、サービス内容を事前に確認しておくことが大切です。

まとめ

BMWは直6エンジンを搭載していたり、最新のメカニズムを採用していたりなど、エンジンに強いこだわりがあります。

また、BMWのエンジンオイルの交換頻度は日本車と比べると少ないとされていますが、それはメーカー推奨のオイルを使用している場合に限られます。

メーカー推奨以外のオイルを使用するとオイルの交換頻度が多くなってしまうため、避けたほうが無難であると言えるでしょう。

エンジンオイルを交換する際は、BMWのディーラーやガソリンスタンドに依頼したり自分で交換する方法もあります。

また、民間の業者にエンジンオイルの交換を依頼する方法も、費用を抑えられるためおすすめです。

弊社Y’zOneではエンジンオイルの交換も行っていますので、エンジンオイルの交換に困った方はぜひ一度ご相談ください。

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