BMWのカスタムの方法は大きく2通り!専門店やチューニングとの違いも解説
「カスタムの事例やできる店を知りたい」と考えている方におすすめの記事です。
BMWは持っていないけど、カスタムしたBMWを所有したいと思う方もいるでしょう。
カスタム車というだけでもとても魅力的ですので、惹かれるのは当然のことだと思います。
そこで今回は、BMWで楽しめるカスタムの種類やカスタム事例をメインにご紹介します。
目次
BMWのカスタムメニュー
BMWのカスタムができるパーツには以下があります。
- 外装
- マフラー
- ヘッドライト
- アルミホイール
- 内装
- 車高調整
- オールペイント
では、一つずつご紹介します。
外装
外装のカスタムをすることで、大きく見た目の印象を変えられます。
スマートな感じにしたり、クールな感じにしたり、スポーツカーのような雰囲気にしたりさまざまです。
外装のカスタムは「エアロ」と呼ばれるパーツがメインです。
エアロとは、走行中の空気抵抗を考えて作られた形状のパーツのことをいいます。
そのため、そもそもはレーシングの際に車の性能を引き出すためのパーツですが、最近では見た目のカスタムとして使用されることが多いです。
各種エアロパーツの種類と効果
エアロパーツには複数の種類があり、それぞれで効果が異なります。
- フロントスポイラー
- ディフューザー
- サイドステップ
- リヤアンダースポイラー
- リヤウィング
では、一つずつ解説します。
フロントスポイラー
フロントスポイラーは、フロント部分やバンパーに装着するエアロの総称です。
パーツの形状には種類があり、バンパーと一体型のもの、バンパーの下に装着するものがあります。
なお、バンパー下に装着するものは「リップスポイラー」とも呼ばれています。
走行機能の向上を重視したデザインとドレスアップを重視したデザインがあり、どちらを重視するかまず決める必要があります。
走行機能の効果は、空気の流れを整える効果、ダウンフォースの向上効果の2つです。
つまり、安定感のある走行が欲しい場合に効果的なパーツとなります。
車が浮き上がるのを抑制し安定感を得られるため、高速道路走行で効果を発揮します。
製品によっては車検に通らない可能性があるため、車検時には外しておくのが無難です。
もしくは、公道用かつ車検対応品の購入が求められます。
ディフューザー
ディフューザーは、車体の下に入り込む空気を整える板状のエアロパーツです。
サイドステップやフロントなどに装着することで空気の流れを整え、ダウンフォースを発生させる効果があります。
車体の下に入り込む空気をスムーズに排出させ、車体の重心を下に持って来れるようにすることで車体の安定性を生み出すのです。
直進はもちろんのこと、コーナリングや急な減速時でも効果を発揮します。
サイドステップ
サイドステップは聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
このパーツは、ドア下に装着されている細長い板状のエアロパーツです。
他の呼び方として「サイドスポイラー」や「サイドシルプロテクター」などもあります。
ドレスアップ効果もありますが、車体下の気流侵入を防止することによってフロントスポイラーやディフューザーの機能をサポートする効果もあります。
サイドステップを取り付けることでシャコタンに見せたり、横から侵入する気流を防ぐことでよりダウンフォースの効率を高められたりするのです。
リヤアンダースポイラー
リヤアンダースポイラーとは、リアバンパーと一体化した形状のエアロパーツです。
走行機能の向上と見た目アップの2種類のデザインがあるため、どちらにするか決める必要があります。
リヤアンダースポイラーの場合、見た目アップを目的としたデザインは走行機能の向上を見込めないためです。
なお、走行機能の向上効果は、車体下にある空気の排出を効率よく排出するというものです。
リヤウィング
リアウィングとは、トランク部分に取り付けるエアロパーツです。
有名なものでは、GTウィングがあります。
リアウィングは、車体よりも大きくはみ出す場合車検適合とはなりませんので、製品を選ぶ際は注意が必要です。
装着する効果には、ドレスアップとダウンフォースの発生があります。
よく混同される「リアスポイラー」との違いは、車体と一体型になっているかどうかです。
形状の違いにより、ダウンフォースを発生させるメカニズムに違いが生じます。
リアスポイラーに該当する有名なものは「板ッパネ」や「WAVE羽」。車体を通過する気流がダウンフォース発生の材料となります。
一方のリアウィングはGTウィングを見たとおり車体との間にスキマがあり、リアウィングの上下を通過する気流の速度差がダウンフォース発生の材料となります。
マフラー
マフラーのカスタムは、エンジンの回転を上げたときの音を高くしたり低くしたり、形状によるドレスアップ効果があったりします。
マフラーは、車種による適合の不可があるため、購入する際には必ず適合車種リストをチェックしなければなりません。
他にも、マフラーは規制が厳しく注意点がほかにもあります。
いくつか規制があるため注意
マフラーの規制は以下のようなものがあります。
- 音量
- 最低地上高
- 位置
- 排気ガス
走行中の音の大きさがマフラーによって異なり、製品や劣化具合によっては騒音レベルに達します。
あらかじめ決められている音量までの製品を購入する、もしくはサイレンサーを必ずつけることが義務付けられています。
なお、サイレンサーをつけても規定以上の場合はマフラーの変更が必要です。
最低地上高とは、いわゆる車高のことです。
9cm以上確保することが義務付けられており、マフラーが9cmに満たない場合は違反となります。
位置は、そのままのとおりマフラーを取り付ける位置の規制です。
バンパーから10mm以上飛び出している場合は違反となります。
排気ガスは、有毒ガスを撒き散らさないようにするための規制です。
触媒が取り付けられていないマフラーは違反となります。
車検対応品を選ぼう
車検対応品であるかどうかは、以下の刻印があるもしくは記載されているかどうかで見極められます。
- JASMA認定品
- JQR認定品
- 保安基準適合品
- 車検対応品
上記の記載がない場合でも車検に対応するよう製造されているものもあります。
しかし、確実に対応品を購入したいのであれば、やはり上記が確認できる製品をおすすめします。
ヘッドライト
ヘッドライトのカスタムは、デザインや発光のカラーを変更できます。
例えば、人気デザインの「イカリング」は、イカリングという名前のとおり輪っか状にライトが点灯するようなデザインとなっています。
ライトの種類は以下の3つです。
- LED
- ハロゲン
- HID
どのような違いがあるのか、一つずつ解説します。
ヘッドライトの種類1:LED
LEDは廃車にするまで交換いらずといわれるほど寿命が長い種類です。
発光カラーはホワイトとなっています。
最大光量に達するまでもスピーディーで、スイッチを入れたと同時に点灯してくれます。
ヘッドライトの種類2:ハロゲン
ハロゲンは昔の車から用いられているオーソドックスなライトです。
3種類のなかでも最も寿命が短いため、定期的な交換が必要となります。
発光カラーは暖色系でオレンジみを帯びています。
ヘッドライトの種類3:HID
HIDは3種類のなかでも明るさが特に高いです。
LEDほどではありませんが寿命も長いため、交換頻度が少なくてすみます。
最大光量に達するまでには少し時間がかかります。
発光カラーは青みを帯びています。
アルミホイール
アルミホイールは、タイヤのホイールのことです。
ホイールにはさまざまなデザインがあり、見た目の印象を一気に変えられます。
ホイールは見た目だけでなく、重要な役割を持っています。
ブレーキにより発生する摩擦熱の放熱、タイヤへのエンジンの回転力の伝導です。
よって、デザインでも性能重視の製品と見た目重視のものがあります。
カスタムする際は、カスタム方法の選択とホイールサイズの選択が必要です。
以降で詳しく解説していきます。
カスタム方法を選ぼう
ホイールのカスタム方法は、ホイール交換とペイントがあります。
デザインそのものを変えたい場合はホイール交換、デザインは気に入っていてカラーだけ変えたい場合はペイントを選びます。
ホイールサイズに気をつけよう
ホイールサイズは装着するタイヤによって変動します。
タイヤのサイズと適合するかしっかり確認してから購入しましょう。
内装
内装のカスタマイズは種類が多く楽しめるでしょう。
カスタムできるパーツやカスタムの方法は以下のとおりです。
- 足回りのペダル
- インテリアパネル
- 塗装
- 座席シート
- フロアマット
- ステアリング
- メーター
では、一つずつ解説します。
足回りのペダル
ペダルのカスタムは、カバーを装着する形でカスタマイズできます。
カバーはカラーや形などバラエティーに溢れているため、通販サイトやカーストアで見てみてください。
インテリアパネル
インテリアパネルとは、シフトノブやエアコン周りにはめ込まれているパネルです。
車種によってエアコンなどの配置が異なるため、しっかり合うかどうかを確認しながら購入する必要があります。
塗装
内装パーツを好みのカラーに塗装するカスタマイズ方法があります。
塗装はご自身でもできますが、慣れていないと色ムラが生じやすいため、カーショップに依頼するのが無難です。
座席シート
座席シートのカスタマイズは、カバーの取り付けやシートそのものを交換する方法があります。
バケットシートに変更したり、本革のシートに変更したり好みに合わせて変えてみましょう。
フロアマット
フロアマットは内装の雰囲気を大きく変えてくれるドレスアップ備品です。
靴の汚れから車体を守る役目はもちろん、ドレスアップの効果も大きいです。
形状はある程度決まっていますが、サイズが車種ごとに異なるため規格が合うものを購入しましょう。
ステアリング
ステアリングは、カバーの取り付けとステアリングそのものを変えるカスタマイズがあります。
ステアリングそのものを変更すると、重さや持ちやすさ、デザインを大きく変更できます。
見た目だけの変更で問題なければカバーでカスタマイズがおすすめです。
メーター
メーターは追加で設置したり、メーターそのものを変更するカスタマイズがあります。
追加メーターでは、油温計や油圧計、水温計などを取り付ける方が多くいます。
メーターごと変える場合は、液晶やメーターのデザインなどを変更できます。
ただし、規格の合う合わないがあるため注意が必要です。
車高調整
車高調整は、シャコタンと呼ばれる車高を低くするカスタマイズと、反対にシャコタカと呼ばれる車高を高くするカスタマイズができます。
シャコタンすぎると車検に通過しないこと、また運転スキルが必要なため注意が必要です。
オールペイント
オールペイントは全塗装です。
車体の外側を好きなカラーに塗装しなおすカスタマイズです。
査定額に影響したり作業時間がかかったりといったデメリットもあります。
車種別カスタム例3選
BMWの車種別にカスタムの例をご紹介します。
MH4GTR2
こちらは、カーボン仕様にカスタマイズされたBMWです。
見た目を格好良くするだけでなく、剛性の強さと軽量さを兼ね備えた車両に仕上げられます。
<カスタム内容>
- MANHART18ピースボディキット
- MANHARTカーボンフード with GTR Air Vents
- MANHARTCarbon フロントスポイラー
- MANHARTCarbon 3ピースリアスポイラー
- MANHARTCarbon リアディフューザー
- MANHARTCarbon サイドスカート
- MANHARTCarbon エアロフリックス
- MANHARTCarbon カーボンフェンダーサイドブレード
- MANHARTCarbon 2ピースリアサイドブレード
- MANHARTCarbon 2ピースリアバンパーアドオン
- MANHARTデカールセット
- MANHART Concave One シルクマットブラック
- H&Rダウンサス
i8 ACS8 AC Schnitzer カスタム
こちらの車両のカスタマイズもカーボン仕様を取り入れたデザインになっています。
もともと爽やかさと上品さを感じるデザインの車種ですが、カーボン素材でダクトのついたボンネットにカスタムすることで「クールなマシン」といった雰囲気に変わっています。
<カスタム内容>
- カーボンフロントフリッパー
- カーボンボンネット
- スプリングキット
- AC1 Forgedホイール(ブラックポリッシュ)
- カーボンレーシングリアウイング
- カーボンサイドウイング
Z4 sDrive20i Mスポーツ 3DDesign Ver.
3DDesignとは、BMWやMiniをベースにした本物志向のチューニングパーツやエアロパーツを作っているメーカーです。
BMWにこだわりがある方、とことん本格的なカスタムパーツを追い求めたい方の例になるカスタム例となっています。
<カスタム内容>
- カーボンフロントスポイラー
- フロントスポイラーカーボン調ラッピング施工
- カーボントランクスポイラー
- カーボンリアディフュザー
- 4テールマフラー
- ActiVCreate社製 アルミホイール(ガンメタ/メッキ)
- H&Rダウンサス
おすすめカスタム専門店
カスタムを検討中の方におすすめの専門店をご紹介します。
カスタムパーツを販売している店、ドレスアップ・カスタムの取り付けをしている専門店に分けてご紹介しています。
カスタムパーツをお探しなら「オートパーツ」
オートパーツは、カスタムパーツを専門で販売しているストアです。
BMWのカスタムパーツがたくさん取り揃えられているため、気になっている方は一度足を運んでみてください。
ドレスアップ・カスタムの取り付けをしている専門店3選
ドレスアップ・カスタムの取り付けをしている専門店を3か所ご紹介します。
ベイファール
ベイファールは東京都の八王子にあるカスタムショップです。
3DDesignのカーボンエアロパーツも取り扱っています。
カスタムもメンテナンスもBMWをメインとしているため、安心して任せられます。
マリオットマーキーズ
マリオットマーキーズは、陸運局認定工場があるカスタムショップで東京都墨田区にあります。
BMWを専門にカスタム、ドレスアップを行っているため頼りがいがあります。
ライコウ
ライコウは、BMW&MINIの専門ショップです。
滋賀県彦根市と神奈川県横浜市の2店舗あります。
社外品だけでなく、純正オプション装備の後付装着もできるのが特徴です。
カスタム済み中古車を購入できる専門店「Y’zOne(ワイズワン)」
Y’zOneは、カスタム済みの中古車を購入できる専門ショップです。
兵庫県西宮市と大阪市西区にあるBMWのオンラインライセンス認定ショップとなっています。
「カスタムしたいけれどどうカスタムすればいいのかわからない」というような方は、すでにカスタムされている車から好みの車両を選んで乗る方法もあります。
カスタムパーツ専門店・カスタムカー専門店・カスタム中古車専門店の違い
カスタムパーツ専門店とは、そのまま新品のものから中古品までカスタムパーツを販売しています。
カスタムカー専門店とは、持ち込まれた車のカスタムやドレスアップを行う専門ショップです。
カスタム中古車専門店とは、すでにカスタムされた中古車を販売しているショップを指しています。
それぞれ専門している分野が異なっているので、必要シーンに応じて利用してみると良いでしょう。
BMWのカスタムオーダーの大まかな流れ
BMWでは、製造時に好みのカスタムが施す注文方法があります。
大まかな流れは以下のとおりです。
- 成約
- 生産工場出荷
- 日本到着
- 納車
1台ずつ丁寧にドイツをはじめとする工場で製造されるため、手元に届くまで期間がかかります。
カスタムオーダーをお願いする際は、余裕をもったスケジュールを組みましょう。
カスタムとチューニングの違いとは?おすすめのチューニングメーカー3選
よく混同されるカスタムとチューニングの違いについて解説します。
カスタムとチューニングの違い
カスタムとは見た目の仕様を変更することであり、一方のチューニングは走行性能を変更することをいいます。
見た目を格好良くしたい、上品な感じにしたいと考えている方はカスタム、ハンドリング性能や加速性能をアップさせたいと考えている方はチューニングを選択することになります。
おすすめのチューニングメーカー
チューニングも一緒にしたいと考えている方は、以下のチューニングメーカーがおすすめです。
アルビナ
BMWといえばアルピナです。
BMWが正式に認めて協力関係にあり、BMWをベースにしたアルピナ車の製造を許可していました。
ハルトゲ
ハルトゲも代表的なチューニングメーカーです。
BMWの販売修理を行っていたディーラーでしたが、1974年からチューニングパーツの開発と販売を始めました。
シュニッツァー
AC Schnitze(シュニッツァー)は、BMW乗りでは知らない人がいないほど有名なチューニングメーカーです。
ドイツ国内にある400店舗以上のBMWディーラーでも取り扱われており、信頼度が高いメーカーです。
まとめ
BMWはさまざまなカスタマイズが楽しめる車種ですので、考える楽しみ、少しずつ作り上げていく楽しみが味わえます。
もし、迷いすぎてわからないという方は、Y’z oneにたくさんのカスタム車が販売されていますので、お気軽にご来店ください。
弊社では、自社認証工場を完備しているため、購入後のアフターフォローもご安心いただけます。